2015年9月アーカイブ

ドレインホースの設置

ドレインホースの設置 について説明します。

〈エクセルNE〉ではドレインの設置は必須です。
〈セントレクス1000〉シリーズ(簡易水洗式)も必須です。

〈エクセル〉〈コンパクト〉では必要ありません。
ただし、人数が多い、来客がある、寒冷地、停電を想定
などの場合はドレインをつけてください。


〈エクセルNE〉では本体後ろにドレインの口があります。
drain_ne_IMG_4841.JPG
ドレインホースを通す穴をあけます。
hole_drain.jpg
勾配がつくように、屋外にだします。
drain.jpg

コンポストトイレからの余剰水分は「リーチェット(Leachate)」と呼ばれ、
栄養価が高すぎたり、微生物や細菌を含む可能性があります。
地下浸透したり水路に流さないでください。

安全に処理する方法はいくつか考えられます。
主に下記の三つを参照してください。

(1)液肥としてリサイクルする
(2)《ドレインピット》《ガーデンベッド》で処理する
(3)《コンポストパイル》方式にて処理する

詳細は、お問い合わせいただきましたら詳しくお伝えします。
それぞれの概要を説明します。

(1)液肥としてリサイクルする
ポリタンクなどで受けて、消毒したうえで畑にまく方法です。

余剰水分/液肥の取り扱いには十分注意が必要です。
すぐ使わずに、日数をおいて、石灰窒素などで消毒してから、希釈して畑にまいてください。
石灰窒素を約2〜3%加えて有害菌を減菌し、一昼夜おいてから、水を加えて5〜10倍に希釈すると良いでしょう。
希釈をするのは、植物の害になる塩分濃度を薄めるためです。
希釈には、雨水を利用すると節約になりますし便利です。

尿の活用例201202.jpg
(ポリタンクに接続)

2.jpg

P2_Yasai.jpg
(液肥で育つ作物)


(2)《ドレインピット》や《ガーデンベッド》で処理。

草木(雑草)の力で水を吸い上げ、また太陽熱で水分を蒸発させる方法です。
人数が少なめのときは、目安として1メートル平方、深さ1メートルほどの《ドレインピット》を作成してください。

drainpit.jpg
一番底に、地下浸透しないように防水シートを施します。
日当りのよいところにつくってください。日光の力で蒸発させます。
雑草、または花壇などにしてください。草木に水分を吸い上げさせます。
雨水はなるべく横に流れるように盛り土をするとよいでしょう。

人数が多い場合には《ガーデンベッド》という方法もあります。
原理は同じで、帯状にして多い分量を処理できるようにします。

liquid gold.jpg
(有孔管をつかってガーデンベッド)

《ガーデンベッド》は、孔のあいたパイプ(有孔管)を使って、土中の微生物、および草木の水を吸い上げる力、太陽熱などによって処理する設備です。



(3)《コンポストパイル》などで処理する。

液肥として畑にまくというのは良いリサイクルなのですが、実際のところ、頻繁に水を撒くのは骨がおれる作業です。
季節によって肥料の必要がないこともあります。
そこで、次のような方法も考えられます。
コンポストトイレからの余剰水分を母材(写真の例は籾殻)にしみこませます。
前述のように石灰窒素で滅菌して一昼夜おいてから行って下さい。
畑でおこなうと雨・夜露などで自然に希釈され、
周りの植物が養分を吸収します。
私たちのここ数年間の実践では、塩害を発生している様子もありません。

pile4.jpg

ジョウロを使ってパイル(積み上げたもの)に撒いています。
籾殻はよいと思います。夏でもコバエが近づきません。
下の写真は、籾殻ではなく、枯れ葉や朽ち木を使ったものです。
カゴは、底に穴があいているものを使用します。

5.jpg


以上でドレインホースの概要の紹介はおわりです。

設置がおわりましたら、ぜひ下記もお読みください。
《コンポストトイレのお掃除・点検》・・・作成中

生活排水やコンポストトイレからの余剰水分を、処理する方法として、

《有気性ガーデンベッド》を紹介します。



孔のあいたパイプ(有孔管)を使って、地下浸透(環境汚染)することなく、土中の微生物の働き、および太陽熱、草木の水を吸い上げる力などによって処理する設備です。


下には防水シート、そして豆粒大の小石・砂利・砂などを敷き詰めます。

下の概念図では、排水・尿液が左から流入します。右側に通気孔があって酸素を取り込む仕組みです。


liquid gold.jpg

イラスト出典: Liquid Gold: The Lore and Logic of Using Urine to Grow Plants


   *     *     *


あくまで参考例ですが、上記のコンセプトを実用化するためのプランをイラストにしてあります。


【横から見た図】

gardenbed_yoko.jpg

【前から見た図】
gardenbed_mae.jpg

(図をクリックすると大きい画像が表示されます。)

上記はあくまで参考例です。気候・地質・行政指導・使用頻度・水分量などの 諸条件、および水分処理の目的、予定使用年数、などによって大きく異なるで しょう。

・《ガーデンベッド》は陽当たりの良い場所につくってください。
・《ガーデンベッド》の長さは、水分処理の量に応じて、5~10 メートルを目安 とします。 
・最も下には防水シートなどを敷きます。地下浸透しないように します。
・使用する頻度・人数が多い場合は、ガーデンベッドを長くします。その場合は、土地の状況に応じて、「コの字型」や「弓の字型」も検討するとよいでし ょう。
・直径100ミリの「有孔管」を使用し、まわりを砂利で囲う。孔を自分であける場合は、径5ミリほど。ナイロン生地や網を巻いて、砂が入らないようにすると良い。
・空気をとりこみ微生物を活性化させるため、パイプの反対側は地表にでるようにします。(雨が入らないように工夫する。)
・有孔管のまわりには砂利。大きめのものにして目づまりしないようにする。空気がとおるようにする。
・砂利の上には、草木が育つようにするため、土をいれます。
・地表には、グランドカバー(芝生などの草木)を播種します。根をはり、水分を吸い上げます。
・地表部分は、土を盛り上げておきます。雨が流れ込まずに横に流れるようにするためです。
・生活排水を処理するためには、一人あたり10mを目安にしてはいかがでしょうか。
・水の最終的な出口について、水路へゆくのか、畑などにゆくのか、決定すること。
・経年により詰まりが発生した場合は、水が溜まるので、掘り起こして目詰まりをなくす。


      

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