洞爺湖町Mさま:コンポストトイレ レポート(その1)

北海道洞爺湖にて<エクセル>を使用いただいているMさんより、貴重なレポートをいただきました。

コンポストトイレに最も適した母材(コンポストシュアー)の実験を重ねたり、換気パイプやドレインの工夫についてもレポートをいただきました。
<洗浄便座>もご自身の改造により取り付けられ、不具合のないような使いかたをレポートくださいました。

洞爺湖のセカンドハウスの写真と、頂戴したお手紙を紹介します。

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「2003年(平成15年)から作りはじめ、未だに100%完成していないセカンドハウス  コンポストトイレ設置場所 北海道洞爺湖町」

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「2006年(平成18年)7月設置
 3〜11月の間、各月半月程の滞在で、12〜2月の凍結期間は利用しません。
 主に夫婦二人での利用となります。」

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「2008年 内装作成中のトイレ内。」

6.JPG

「2010年(平成22年)6月
 温水洗浄便座Panasonic製 DL-EDX10を取り付け現在に至る。」



【宮本様よりのお便り】

はじめに
(Sun-Mar社のコンポストトイレと日本の温水洗浄便座の融合について)

 2005年に購入を申しこみ、初期の頃、電話で何度かトラブルの解決について相談指導を仰いだ者です。

 アウトドアライブを趣味の一つとする私にとって、制作中のセカンドハウスで使用するトイレを検討していた際、ネットで<Sun-Mar社>のトイレを知り、そのコンポストトイレの数あるセールスポイントの理解と賛同から購入をきめて現在に至っています。

 今日迄、メカニカルに関るトラブルの発生は無く、構造的には良く研究された<コンポストトイレ>と思います。特に、<バイオドラム>での発酵分解方式は、少人数での使用に適した簡易で便利なトイレと思います。私の場合は<コンポストシュアー>に関る問題解決に数年の時間が掛かりましたが、現在は維持管理に問題なく対処しています。

 アウトドア派の私にとっては理解できるコンポストトイレですが、日頃から水洗トイレや洗浄便座に慣れ親しんでいる日本人にとっては、抵抗感・拒否感を持つ人がいるのも事実かと思います。 そこで、「電気・水道」が使える状況下ではより快適に、そう出ない場合でもコンポストトイレ本来の使い方で、と考え、バイオドラム方式での洗浄便座使用の可能性について取組んできました。 (水洗トイレと洗浄便座は一体と思われているかも?)(メーカーにより、ウォシュレット・シャワートイレ・クリーンウォシュ などの名称がありますが、説明は 温水洗浄便座 で行います。)

 昨年中に問題点は解決していましたが、更に半年の時間をかけてトラブル発生の有無について点検した結果、同じような考えの人への情報提供(情報交換)が可能になりました。
 私自身は、建築・電気・水道等の特別な関係資格は持っていません。 ホームセンターで手に入れられる 工具・資材・部品 で作業出来ますので DIY に興味がある人は、日本人が開拓した洗浄便座で、バイオドラム方式のコンポストトイレ生活が、より快適にできると思います。 (トイレットペーパーの使用量は 激減 します)

 セールスポイントの一つ、「水を使わないので配管工事は不要」との文言や、輸入販売元としての、何らかの制限が有る事も理解出来ます。 勝手な情報提供(情報交換)は控えるべきと考えますので<庭仕事ひろば社>としてのご意見を賜りたくお便りしたしだいです。

 何かとお忙しい事とは思いますが、宜しくお願いいたします。


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レポートにて詳しい報告・提案をいただきありがとうございます。
こちらはあくまで個別のケースということになりますが、とても参考になります。
他のユーザーさまにおかれましては、お問い合わせくださいましたら、出来るかぎり情報提供・アドヴァイスさせていただきます。

*Mさまの写真は<ユーザー様 導入例>のページに掲載させていただきました。
      

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