「コンポスト・トイレ」との出会い          山本ちづ子


1998 年夏、「自然との共生」をテーマに、岡山県の赤坂町で『田舎暮らし」の第一歩を踏み出しました。自然を享受し、その恩恵を受けるには準備が必要です。太陽、風、水のエネルギーを最大限利用したいと思っていましたが、コストを含め困難な局面がありました。


  「住まう」となると第一に必要なのは「」です。赤坂町では公共の上水道が敷設されていましたので、これを利用することにしました。雨水もできるだけ溜めて使っていきます。

 次に、一日も欠かせないのが「トイレ」です。


  汚泥処理用合併槽の設置が可能ですが、赤坂町で当時、工事費が 70 万〜 100 万円(5人槽)、処理の初回登録料が数万円、維持管理費年間約5万円(これらは処理業者によって異なるとのこと。)と、相当な費用がかかりそうでした。


  費用のほかにも問題がありました。合併浄化槽は「多くの微生物によって生活排水の中の汚泥を分解し、きれいな水にして川に放流することが出来る」というのですが、合併浄化槽のトイレファンからでる臭気が気になります。その上、最終的には汚泥(し尿)を取り出して、どこか他の場所で処理が必要です。


  「コンポスト・トイレ」なら、幸いなことに庭や畑があるので自分のものは自分で堆肥にしてリサイクルできます。大きな自然に対して一人ができることはわずかですが、 少しの手間で土に還してリサイクル できればこれに越したことはありません。


  私にとって、トイレはコンポストトイレ以外に選択肢はありませんでした。


  しかし、テレビや雑誌からの知識を基に、地域の工務店などから得た資料を検討しましたが、コストを含め十分理解納得できる商品に出会えませんでした。


  1年が経過し、 1999 年春、遂にカナダ・ Sun-Mar 社のコンポストトイレと出会いました。購入時に入荷の遅れなどちょっとしたトラブルがありましたが、5月には自宅マンションの一室で試験使用をはじめました。 2000 年 11 月に赤坂町に移設し、田舎での使用を開始しました。


  日本での使用は、設置場所の温度などの問題が出てきましたが、製造元からの情報と、後には、実際に使っていただいたユーザーの皆様からの情報を基に問題を解決してきました。


環境にやさしいトイレ
どこにでも設置が簡単
経済的

こんな重宝するトイレは他にありません。


  田舎暮らしを模索している方に、このコンポストトイレをお知らせして使っていただきたいと思いから、 2000 年 4 月「庭仕事ひろば」は Sun-Mar 社商品の輸入発売元としてコンポストトイレの販売を開始しました。


  思えば、 1990 年 4 月にカナダ・エドモントン市で開催されていた「地球の日」会場を訪れ、それをきっかけに、地球環境への関心を深めるようになりました。 Sun-Mar 社のコンポストトイレの普及に携わるまでに 10 年の歳月を必要としましたが、私が出会ったコンポストトイレがカナダ製であったことは決して偶然ではなかったと思っています。


2001 年 2 月 27 日、代表・中田がカナダ・オンタリオ州バーリントンの Sun-Mar 本社を訪問し、販売担当・技術担当者と親しく面談してきました。


コンポストトイレを安心してご使用して頂けるように、必要な情報をホームページに掲載し、また、ユーザーの皆様には「こんぽすとだより」(不定期発行)をお届けしています。


従来の汲み取り式トイレにお悩みの方、また新しくトイレを設置される方、コンポストトイレをご検討ください。   

 

2002 年7月 庭仕事ひろば・山本

お知らせ:

・ 2004 年、岡山県での6年間の田舎暮らしを終え、兵庫県福崎町に引っ越しました。お読みください→ 「福崎ひろば(循環型生活:古民家でのエコ生活)





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