コンポストトイレ(バイオトイレ)の最近のブログ記事
F町のほうに、コンポストトイレを設置します。
仮置きの写真です。
今回は、エクセルNEです。
電気を使わないタイプで、住居利用なら2人まで、週末利用なら4人までの容量となっています。
納屋を解体して、トイレ・お風呂・物置を兼ねる小屋を新築しました。
仮置きの写真です。
本来は踏み台が付いているのですが、踏み台は使わず、トイレ本体を床より一段下に置くように設計しました。
受け皿から堆肥を取り出す時は、床板(写真のスリッパが置いてある部分)を簡単に外せるようにしました。
受け皿から堆肥を取り出す時は、床板(写真のスリッパが置いてある部分)を簡単に外せるようにしました。
液肥はトイレ背後の口からドレインホースで建物背後の貯蔵庫(バケツ)に流れるようにします。
お読みください: 「液肥用のドレインホース」過去のブログ(2005年10月4日)
コンポストトイレ(エクセルNE)設置の続き。
「エクセルNE」は、電気を使わないタイプで、固形堆肥と液肥に分別して再利用できます。
液肥となる余剰水分は、トイレ背後の口からドレインホースで建物背後の貯蔵庫(バケツ)に流れるようにします。
エクセルNEのドレイン口(背面・下部)はこのようになっています。
「エクセルNE」は、電気を使わないタイプで、固形堆肥と液肥に分別して再利用できます。
液肥となる余剰水分は、トイレ背後の口からドレインホースで建物背後の貯蔵庫(バケツ)に流れるようにします。
エクセルNEのドレイン口(背面・下部)はこのようになっています。
基礎工事の時点で、排水パイプを設置しました(写真右側)。
下の写真はすこし分かりづらいですが、左側の白いものがトイレ本体で、本体の背後から出ている青いホースが液肥が流れるドレインホースです。
下の写真はすこし分かりづらいですが、左側の白いものがトイレ本体で、本体の背後から出ている青いホースが液肥が流れるドレインホースです。
ホースは、基礎工事の段階でホースを通すために太いパイプを埋め込みました。
写真:本体のドレイン部分から水色のホースをつなぎ、灰色の洗濯排水の部分(ゴム)の先に別のホースを接続して貯蔵庫へつながっています。
写真下が、液肥が流れ着く貯蔵庫です。
地面から50cmくらい穴を掘って、崩れ落ちてこないように囲いをし、その中にバケツを入れています。
貯蔵庫(バケツ)に溜まった液肥は、石灰窒素で処理してから、水で5〜10倍に希釈して施肥します。
***岡山県赤坂町へ ***
〈コンポストトイレ〉に出会ったのは、1998年の夏でした。
岡山県赤坂町で、田舎暮らしの第一歩を踏み出しました。
自然エネルギーを最大限に利用して、できるだけ既存の水道・電気・ガスを使用せずに地球環境への負担を抑える暮らしをしてみよう。
畑で野菜を育てる生活をはじめました。
そんなとき、必ずあたる壁がトイレです。
浄化槽は設置も維持も費用がかかります。汚泥を浄化して川に放流することが出来ると云いますが、本当にそうでしょうか。
水洗トイレは、大量の水を使います。飲料用の品質の水を毎月何百リットルも使うのはおかしなことです。
***答えは遠い国に***
水も電気も使わず、大や小を堆肥にして土に還すという〈コンポストトイレ〉というものがあると知りました。
微生物の働きでコンポスト(=堆肥分解)するしくみです。
コンポストトイレは、特にスウェーデンやカナダで盛んであると知りました。
原理は簡単です。あとは、うまく運用できるかどうか、日本の気候に合うかどうかです。
***コンポストトイレの研究・普及へ ***
2000年、カナダ・オンタリオ州サンマー社を訪問し、日本での使用について情報交換をおこないました。
その後、二十年以上【Sun-Mar サンマー】コンポストトイレを中心に、実践・普及につとめています。
北海道から沖縄まで、森や山や海や、住居や別荘、畑の小屋でも。
日本のいろいろな気候や用途に合ったコンポストトイレの使い方を考えてきました。
大小分別式の【GreenLy グリンリー】シリーズも発表しました。
ながくアフターサービスに務めます。
トイレは毎日何度も、そして長年にわたって使うものです。
ながく安心して使えるよう、一番良い方法を提案します。
ひとりひとりのお客様とお話をして、使い方、土地の気候、人数・頻度を伺います。
導入時はもちろん、何十年経っても、アドバイスや修理に対応いたします。
それでは、コンポストトイレとはどのようなものか、知っていただければ幸いです。